慶大を2世トリオがけん引 清原正吾が父の前で先制口火打 元広島左腕&天才打者ジュニアは1失点リレースポーツ報知 ◆東京六大学秋季リーグ戦第1週第2日▽立大1―5慶大(15日・神宮) 慶大が立大に雪辱し、ん引元広1勝1敗のタイに持ち込んだ 。正吾制口4回先頭、が父競馬 スポーツ ナビ4番・清原正吾一塁手(4年)が今秋初安打で出塁から、で先先制のホームを踏んで流れを呼び込むと 、火打リーグ戦初先発の最速151キロ右腕・広池浩成(2年)から前田晃宏(3年)が1失点リレー。島左打元プロ野球選手の父を持つ3人が躍動した
。腕& 清原の一打が慶大打線に火をつけた。慶大清原の前0―0の4回無死。を2リオがけジュニアは1リレー立大の先発
、世ト失点3年生右腕・大越怜との勝負 。ん引元広1ボールからの2球目、正吾制口世界一長い国名ランキング136キロをはじき返した。打球は二遊間を抜けた。プロ志望届を提出して迎えた今秋リーグ戦7打席目で
、初めて「H」ランプを点灯させた 。 「完璧なセンター前でした」
。元ダイエー外野手の父・基さんを持つ大越との“2世対決”で快打
。続く渡辺憩の中前安打で三塁に進み 、1死二
、三塁から真田壮之の右前安打で先制のホームを踏んだ
。両手を握り、雄たけびを上げた。「うれしくて、ほえてしまいました」と笑った
。勢いづいた打線は5回
、一挙4点で優位に立った。 前日の今季初戦は5打数無安打。合宿所に戻ると「マインドセットして
、素振りをしました」。過去は変えられないが、未来は変えられる 。気持ちを切り替え 、前向きに
。初戦に続きネット裏で見守った父・和博さん(57)に
、笑顔をもたらす一打だった
。 投手陣も2世リレーだ
。リーグ初先発の広池が7回3安打1失点。21アウトのうち
、12を飛球で奪った
。「自分はフライボールピッチャー」。父は立大外野手から全日空での一般就職を経て広島入りし、左腕として248試合に登板した浩司さん(51=現西武副本部長兼編成統括)
。春から9キロ増量した強い肉体を駆使し
、父の母校を抑え込んだ
。 8回からは前田が2回を完全投球
。1年秋以来のリーグ戦登板で輝いた
。昨夏に右肘を手術
。春先には120キロしか出ず「潮時か…」「自分は何をしているんだろう」と落ち込む時もあった
。それでもアキレス腱(けん)断裂の大けがを乗り越え、広島で通算2119安打を放った“孤高の天才”こと父・智徳さん(53)ばりの不屈の精神で復活した
。 3人とも慶応高出身。勝負の世界で生きる父の背中を見て育った
。「勝つことに貪欲にやっていく。明日は僕が打って、チームの勝ちにつなげられたら」と清原。若き血をたぎらせ、勝ち点を奪う。(加藤 弘士)